\5分だけで1冊の内容が分かる!/
お仕事をしている方はなかなか読書の時間が作りづらいし、折角時間ができたならば作業に時間を使いたいですよね。「なかなか本を読み進められない」、「結論だけ知りたい」という皆さんのために、本のポイントだけをまとめて要約します。
もしこれを読んで、「さらに詳しく知りたい!」と思った場合は、リンクを貼っておくので購入すれば良いかなと思います。
今回の本を一言で言うと…各SNSを比較して説明してくれている包括的マーケッター向き
今回ご紹介する『結果が出る[SNSマーケティング]てっぱん法則/森寛弘』は、2018年11月出版されました。amazonのソフトカバー、電子書籍(Kindle)どちらも対応しています。
レビューを見ると、SNSマーケティングの基本の「き」から学べると評判でした。
実践に即した内容をしっかり伝えてくれていて且つ初心者でもわかりやすい内容で書かれているので、スラスラ読めてすぐに会社でも応用が効く内容がまとめらている本だと感じました!
SNSマーケティングのことで悩んでいる方、初心者で何を学んだらいいかわからない方等はこの本を一読してみることをお勧めします。
具体的にどうしたらいいかのハウツーがあり、文章もわかりやすくためになった。
私も読んでみて、この本は基礎もそうですが、SNS各種の役割を比較して記載されているので、頭の整頓にとても向いていると思いました。(SNSマーケッターの私も今後読み返して使えるよう、後から見直したい部分をここでは掲載していきます)
『結果が出る[SNSマーケティング]てっぱん法則』
新たな次世代のメディア「SNS」
使いこなせていない企業が多い。
それは、ユーザーが、企業のが押し付けたものを消費する向こう側の存在ではなく、ファンとして応援するこちら側になった。
SNSは24時間営業。継続は力なり、ローマは1日にしてならず。筋トレと同じで、毎日継続して行うことが大切なのです。
SNSの特性:「自分の感じた喜び・驚きを自分の周りの人たちと分かち合いたい。」
SNSのビジネス運用を考える手順
- step1:モデルユーザーの設定(アプローチするお客様を設定する)
- step2:カスタマージャーニーマップの作成(ユーザー別に、商品認知から購買に至るプロセスを可視化する)
- step3:コンテンツマップの作成(必要なコンテンツをカスタマージャーニーマップ上にマッピングする)
- step4:メディアの選定(ユーザー別に最も適したメディアを選択する)
- step5:KPIの設定(ユーザーが購買プロセス上を進むために必要となる次の行動を促す仕掛けを設定し、計測可能な数値に置き換える)
- step6:配信計画表の作成(コンテンツを配信していくスケジュールを表にまとめる)
- step7:コンテンツの作成・コンテンツプロモーション(配信計画表に基づいて、必要なコンテンツを制作し、拡散するための施策を実施する。
カスタマージャーニー(顧客体験)とは?…顧客が購入に至るプロセスのことです。
- 非認知:商品やサービスの存在を知らない、もしくは名前は知っているが、その内容は理解されていない。
- 接触:生活の様々なポイントで商品やサービス情報に接触。
- 認知:全体PRを含め、宣伝活動が活発に。商品やサービスの情報量が増加して、気になり始める。
- 興味:ソーシャルメディアへの露出や、知人経由の情報で、ユーザーの多くが気になり始める。
- 理解:商品やサービスへの不安感も、継続的な情報の露やサイトでの検索、他メディアの情報などを閲覧して払拭される。
- 日常の情報ツール化:フォローすべき情報として選択されユーザーになる。
- 体験共有:サービス利用体験によりリピーターになり、知人ともポジティブな情報共有が始まる。
“Who”文脈による共有(情報発信者&受信者のエンゲージメントと周辺関係者(知人・友人内)の共有・・・誰が何をしたか。
↓
“What”文脈による拡散(「情報・コンテンツそのもの」へのエンゲージメントと不特定多数への拡散)・・・コンテンツそのものが心の琴線に触れる
日本の市場では「完成したもの」をプロモーションする傾向にあるが、ユーザーは途中経過の制作過程を見るのが好き。作品の「チラ見せ」や、ベータ版としてマーケットに出してしまうのもあり。
オフショットや制作過程を一部披露することで、ユーザーに親近感を持たせることができる。
まずは目標から立てる。
人>コンテンツ
実名性が基本。人を中心としたSNS。極めてクローズドな環境。知人をベースにコミュニティ展開される。最重要視されるのは、人と人の関連性。
6万文字。170字以上・6行以上で「もっと見る」ボタンが表示される
文章が短い方がいい。もっと見る。に行かない方がベター。「公式性」が高いので、絵文字を多用すると浮いてしまう可能性もある。
Twitter=コンテンツ
Momentに敏感な、ゆるい繋がり。1投稿140w。リアルな繋がりを必要としない、オープンな環境。アカウントやツイートの内容が重要視される。本筋のストーリーと外れた楽しさをリアルタイムでユーザーに提供して興味を持ってもらう。
140文字。
目一杯書くとかなり文字数あるように見える。開業や絵文字などで「視認性」を高める。
Instagram 人<コンテンツ
ビジュアルが全ての感性の世界。写真にほぼ全ての注意喚起が向けられ、投稿主をベースに拡散することはほとんどしない。各自のNews Feedとコンテンツの関連性が重視される。
2200文字。リンクが投稿にはれない
テキストは写真の説明であり、メインは写真。
ありがち・・・「買って欲しい」がために、気持ちが先走った内容の投稿を繰り返して結果としてユーザーにそっぽ向かれる。
ユーザーは、あなたに教えをこいに来たり、企業の話を聞くためにアクセスしてない。自分の楽しみのために見ているだけ。
<投稿のポイント>
- SNSのテキスト内容には一貫性を。
- 特にフォロワー数が少ない初期段階のSNSは、テキスト内容が一貫してクラスター化されていることが重要。キーワード・#で検索する→あるSNSアカウントにたどり着く→クラスター化している「フォロー・いいね・リツイート」などが生まれる。
- 「長くダラダラ」ではなく、「短くシンプルに」。説明や理屈ではなく、「共感と共有」を。
- 初期の割合=ツイッター7:faceebook2:インスタ1
Insatgram | |||
<初期>立ち上げ〜3ヶ月 | 1日7回以上 | 1日2回 | 1日1回 |
<中期>3ヶ月〜半年 | 1日4〜5回 | 1日2回 | 1日1回 |
<後期>半年〜1年 | 1日1回 | 1日1回 | 1日1回 |
- 語尾の重複禁止。読み手にとって心地いい「リズム」を持たせる。
- 漢字40:ひらがな60 漢字は1投稿で40%を超えないこと。(親しみやすさ)
- 書くのではなく、話しかける。
- 3行で1行開けること。
- 本人が苦痛を感じず読むことができる1行あたりの文字数は20+α
- 起承転結のある骨格のしっかりした文章
- facebookでは170字以内、5行以内。
- 「読ませる」というよりも、視認性を高める。
SNSマーケで使う画像の考え方
- ユーザーの指を止めるのは、いい文章ではなく、「いい画像」。
- 成功している企業の画像は、タッチや色味、雰囲気が統一されています。
- facebookは一連の流れを見せる「ストーリー性」
- Twitterは速報性・即興性・現在進行形のライブ感。ネタ感、サイドストーリー。
- Instagramはセンス。鑑賞する退部。個々のユーザーへの心への浸透性が高いメディア。
商品・サービスに“ユーザーの日常”を入れ込む
- 日本人はこのアプローチに適している。俳句の「季語」にも通ずる日本人特有の仕組みで、四季やイベントを添えるだけで、自分の体験に結び付けて連想する。
- 共感度の高い日常風景の画像に溶け込むように、さりげなく自社商品を載せて、商品ページへ誘導。
- 新サービス・商品を告知する時は、必ず予告投稿。
- ユーザーがその話題に触れる機会=タッチポイントを増やす。
- キリ番号投稿はプレゼント投稿と併用する。「そのブランドを見守っている感」
- 画像は、「ロゴ×コピー×URL」3点セットで7回見せる。
- 企画プロセスをユーザーとシェアする記事を作る「楽屋裏」「サブストーリー」がファンを作る。
- クイズ型記事や、質問型広告という手法を使う。
SNSにおける動画
- 1カット10秒が原則。カメラは撮影中、動かさないこと。カット数はできるだけ多く。「引き」と「寄り」を撮る。
- 同じ尺で並べるの禁止。アクセントをつけるために、長さに抑揚をつける。
- 構成は4コマ漫画の「起承転結」を生かす。
起…撮影者のいる場所、どのような季節、天気
承…何らかのストーリーが起こり、一つのストーリーがこれから展開していくことをユーザーに知らせます
転…「結」に向かうための変化、前二つと別の事柄を持ち出し、ストーリーのヤマを作る。
結…結論部分であり、締め括り。結果を提示。 - Instagram:#は30個使い切る。
- #の検索目的 1、インフルエンサー・著名人の投稿2、ファッション(コーディネート写真)3、スイーツ4、料理5、インスタ映えスポット6、ブランド7、動物・ペット8、旅行9、コスメ・メイク10、アート・デザイン
新しいSNS
17Live、Polaroid Swing、Vero、Sarahah、Mastodon
最後に
いかがでしょうか。ここではかいつまんだ内容なので、しっかりとした説明などが省いています。もしもっと知りたい!という方は、amazonで購入可能なので、やる気になったうちにポチっちゃいましょう!
発行日:2018年11月27日
著者:森 寛弘
出版社:株式会社 加藤文明社
定価:1,500円+税